いろんなジャンルのブログを参考にしているうちに自分の希望通りの補修用教材がブログ上でなら作成可能だとも分かりました。
しかしいいことばかりではありません。
二つの大きな問題が私の前に立ちはだかりました。
それは、マウスのクリック以外のパソコン操作がよく分からない(パソコン音痴)、のと文章を書くのが嫌い(文才がない)という障害です。
まぁ案ずるより産むが易し、って言葉もあるしタダだし(オレ、いつになったらお金に不自由しなくなるんだろ…鬱)何とかなるだろう、と正月休みを利用して作ったのがこのブログなんです。
とりあえずありがちな部材に付いた良くある傷のビフォーアフターとそれに対するコメント、をブログの柱とすることに決め、これはゼヒ新人さんに見ておいてもらいたいってのをデジカメから見繕ってアップロードしました。
それを独立するまで続けたんです。
今は独立して一人で補修業をやっており、指導すべき新人もいないのでブログも教材としての役目は終了、ってことです。
ですが今ではこのブログに愛着もあるし、言いたいことを言い合う同僚もいなくなったのでブログに言いたい放題書くことによってストレス解消になっていたりします。
一人親方は孤独なんです。
派手なビフォーアフターは見た人にインパクトを与えますが、補修を生業としている以上誰に頼んでもそれなりの補修をします(大手の新人アルバイトは除く)。
してくれるはずです。でなきゃ仕事の依頼が無くなって廃業です。であって欲しい。
自然淘汰ですね。
残念ながら一部には安かろう悪かろうでもとにかく安ければOK!仕上がりより数をこなしてくれればOK!って依頼者さんがいて更にその要望に応える補修屋さんがいるのも事実です。
やっぱり安い補修屋には安いなりの理由があります。
実は月に何件かは補修屋さんの手直し再補修の依頼があってその仕上がりを見ちゃったりしてます。
どこの補修屋に依頼したのかもさりげなく聞いちゃったりしてます。
たまに通常の依頼もあるんですが、常日頃はヨソの補修屋をメインに使っていてそんな時だけ依頼があるのはやはり料金的な問題なのでしょう。
ウチは中部地方じゃ平均的な作業料金設定ですけどね。
安いところはいくらでもあるってことです。
補修屋じゃなく汚醜屋さんです。
話が脱線しちゃいました。ビフォーアフターの話に戻します。
ちんまい傷や大工さんの造作の手直し(隙間埋めやズレ補修)が多数あるよりド派手な傷数カ所の方がやりがいもあるし、実は補修も楽で簡単、綺麗に仕上がります。
依頼者さんのウケもいいしね。
実例を出しましょう(二度とやらないと言っておきながら…)
今日この後編用のためにわざわざネタを仕入れてきました。
掃き出し窓の窓枠ですが白丸部分の枠がポッキリ折れています。

ド派手ですね。

補修後です。

今はデジカメを現場に持っていっていないので携帯のカメラで撮りました。
写りは悪いですがご容赦。
一見ド派手な傷(もはやこれを傷と呼んでいいのかどうか)で補修後の見栄えはしますがその実作業時間は30分くらいで難易度も中程度だったりします。
何故なら、形を出す→平面を出す→着色する→艶と質感を合わせるって基本中の基本の作業だけで構成されているからです。
ただ折れたMDFの補強はしてあります。
モデラーですから…
中が折れているのに上っつらのオレフィンシートだけパテで埋めて平面出ししただけの補修では意味ないですよね。
ここはまだ枠ですから動きも少なく、可能な限り中を補強して強度は出てると思いますがそれすらタイムプルーフされたデータがあるわけでもなくあくまでも私のカンでの作業です。
補強してもしなくても一見して仕上がりは変わりませんが、しないよりした方がいいに決まっています。
ましてや動きのあるヶ所の補修なら、中が切れているのに上っつらだけパテで平面出しした補修では早かれ遅かれ接合面の補修部にひび割れが発生するぐらいのことは目に見えています。
いくらスプレーやワックスを厚塗りしても動きに対する強度なんてありません。
ほんの少しの木の動き(温度や湿度等の経年変化は必ずあります)でパキッと補修面にひび割れ発生です。
階段踏み板やクッションフロア等人の体重で木が動く所では慎重な判断が要求されます。
少しだけでも考えることができれば当たり前の結果なんですけどね。
ただ丁寧で確実な補修は、当然ながら作業時間が余分にかかります。それは作業代金にリンクしていますので依頼者さんの考え方次第だと思います。
ただ一般的に上手な補修屋さんほど仕上がりがいい割には仕事は早いですよ。
仕上がりまで最短距離で仕事をしますから。不必要な遠回りはしません。
結果はお買い得です。
安物買いの銭失い、これは補修屋にも当てはまります。
どの補修屋さんでもこの程度の補修の依頼は結構あるし普通に直している現場だと思います。
ただ見えないところに差があるだけです。
激安の汚醜屋さんは例外ですよ。
直してあげたくても補修不可な部材があります。
どんなに時間をかけても不可能な、補修したとしても耐久性に保証の出来ない部材が…
それはリクエスト次第で別の機会にお話しします。

